「モビルアーマー」タグアーカイブ

AMA-002 ノイエ・ジール

アクシズが開発したモビルアーマー

一年戦争敗戦後アステロイドベルトに逃れたジオン残党軍(アクシズ)が自身の技術を結集させ開発。偏向メガ粒子砲、メガ粒子砲を合わせて15門、大型・小型ミサイルランチャーを多数、メガカノン砲などを装備し圧倒的火力で敵を殲滅することが可能だった。まさに動く要塞といった感じ。
そのうえ有線クローアームを搭載し、かつてのジオングやブラウ・ブロが得意としていたオールレンジ攻撃までできた。この有線クローアームはサイコミュ技術でコントロールするものではなくコンピューター制御で動くもので、ニュータイプでなくても操縦することができる。
このように攻撃力は圧倒的だが防御力も圧倒的で I フィールドを作り出し中長距離からのビーム攻撃を弾き飛ばした。推力もものすごくて1,938,000kgを発生することができ、その力はビグザムの3倍以上。
このような化け物ともいえるモビルアーマーを地球圏からはるか遠く離れたアステロイドベルトでこつこつ開発していたアクシズの技術陣からは凄まじいほどの復讐への執念、猛烈な連邦への怨念を感じ取ってしまう。

地球圏に到達したアクシズ先遣艦隊は宇宙世紀0083年11月11日、ノイエ・ジールをデラーズ・フリートに引き渡す。ノイエ・ジールのパイロットはアナベル・ガトーが担当し、地球へのコロニー落としを実現するため出撃、その圧倒的な力で連邦軍艦隊に大損害を与える。またコロニーを焼くために連邦が用意したソーラ・システム II のコントロール艦を破壊しその能力を減衰させ作戦目標だったコロニー落としを成功に導いた。
作戦の成功に目途がついたノイエ・ジールはガンダム試作3号機デンドロビウムと決戦を行うが激闘の途中に能力を減衰させたはずのソーラ・システム II の直撃を受けて大破。傷ついたノイエ・ジールはアクシズ先遣艦隊との合流を目指して連邦軍艦隊を突破しようとするがそれも叶わず、最後はサラミス改に特攻し爆散した。
 
 

HGM 1/550 AMX-002 ノイエ・ジール (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

 

MA-06 ヴァル・ヴァロ

ジオン公国軍のモビルアーマー

ビグロを発展させて開発された大型モビルアーマーで姿かたちにビグロの面影がある。ロブスターっぽい。

ビグロと同じように巨大なハサミ型のクローアームが体から伸びており近接戦闘に対応している。また、メガ粒子砲、ビームガン、ミサイルランチャー、ガトリングガンといった多くの火器を搭載しており強力な火力を誇っていた。これだけでも十分な戦闘力だと思うのだが、その上アッザム・リーダー(鳥かごのような檻の中に敵を捕らえ焼いてしまう武器)を進化させたプラズマ・リーダーとよばれる武器も装備しており、ヴァル・ヴァロは近接攻撃、遠距離・近距離からのビーム・ミサイル攻撃、プラズマ・リーダーによる特殊攻撃といった多種多様な攻撃方法を持つことになった。推力は720,000kgにも達し凄まじいほどの機動力を持っており巨体なのに早く動ける。

かつてジオン公国軍宇宙攻撃軍に所属していたケリィ・レズナーは一年戦争後、損傷を受け使えなったヴァル・ヴァロを修理しデラーズ・フリートに参加しようとしていた。しかし、いろいろ行き違いがありデラーズ・フリートに参加できなくなる。デラーズ・フリートに参加できなくなったケリィ・レズナーは一人で連邦と戦う決意をしヴァル・ヴァロでガンダム試作1号機フルバーニアンに挑むが激戦の末モビルアーマーの弱点である近接攻撃によって撃破された。
 

HGM 1/550 MA-06 ヴァル・ヴァロ (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)

 

MAN-03 ブラウ・ブロ

ジオン公国軍のニュータイプ専用モビルアーマー

ジオン公国のニュータイプ研究機関であるフラナガン機関の技術をもとに開発されたニュータイプ専用機。技術士官シムス・アル・バハロフ中尉が開発を担当した。
サイコミュシステムを搭載し4門の移動式メガ粒子砲を有線で遠隔操作することが可能で敵にオールレンジ攻撃を加えることができる。ブラウ・ブロは複座式になっており複数人での運用ができた。

ブラウ・ブロのパイロットには木星帰りのニュータイプ、シャリア・ブルが選ばれ、ソロモンの連邦軍を攻撃するため出撃する。戦闘状態に入り移動式メガ粒子砲によるオールレンジ攻撃でホワイトベース隊を翻弄するものの、ニュータイプ能力が覚醒したアムロにオールレンジ攻撃可能領域を突破され本体に取りつかれる。その直後ビームライフルによる接射をうけて乗員が脱出する間も無く轟沈した。出撃時には開発担当のシムス中尉も戦闘データを得るために同乗していたが彼女もシャリア・ブルとともに戦死している。
 

1/550 MAN-03 ブラウ・ブロ (機動戦士ガンダム)

 

MAN-08 エルメス

ジオン公国軍のニュータイプ専用モビルアーマー

ジオン公国のニュータイプ研究機関であるフラナガン機関の技術を用い開発された。
サイコミュシステムを搭載することによって複数の無人ビーム攻撃機(ビットと呼ばれる)を同時に遠隔操作し敵をあらゆる方向から攻撃できる。サイコミュシステムは人間が発するサイコウェーブと呼ばれる特殊な脳波?を検知し、それを無人攻撃機の遠隔操作に利用するシステムであり、ニュータイプと呼ばれる特別な能力を持った人間にしか使用することはできない。
外観は薄緑色のチューリップのような形をしていてモビルアーマーだけあって巨大。無人ビーム攻撃機の他にメガ粒子砲2門で武装している。

エルメスはニュータイプであるララァ・スン少尉に与えられ実戦に投入される。ララァのエルメスはソロモン付近に展開していた連邦軍艦艇4隻をビットによる遠隔攻撃で撃沈するなど大きな戦果をあげたが、その後のホワイトベース隊との戦いでガンダムに討たれそうになったシャアのゲルググをかばい爆散した。
 

1/550 MAN-08 ララァ・スン専用モビルアーマー (機動戦士ガンダム)

 

MA-08 ビグ・ザム

ジオン公国軍の試作型モビルアーマー

要塞攻略用に開発された巨大モビルアーマー。丸みを帯びたひし形の胴体から長い脚が2本のびていて2足歩行で歩く。胴体の中央に1基の大型メガ粒子砲、胴体の周縁には28基のメガ粒子砲が取り囲んでいて水平方向に全方位攻撃が可能。また、攻撃力だけではなく防御力も圧倒的で装甲が厚く近距離からの砲撃にも耐える。その上、Iフィールドバリアーまで装備していて長距離からのビーム攻撃を跳ねのけてしまう。足先には対空防御用の射出可能な爪(クロー)が3つずつついていて接近する敵機の迎撃が可能で死角が見当たらない。この圧倒的能力を実現するために機体は巨大化し、頭頂高は59.6メートル、全備重量は1,936トンに達した。

本来は地球連邦軍本部があるジャブロー基地を落とすことを目的に開発が進められていたが、しだいに戦況が悪化、ソロモンを防衛するタイミングで初めて実戦に投入することになった。

ソロモン要塞は連邦軍の圧倒的物量や新兵器ソーラシステムによる攻撃で陥落寸前となっていたが、ジオン将兵の撤退を円滑に行うためドズル・ザビ司令は自らビグザムに乗り出撃する。
ビグザムは連邦軍艦隊の長距離ビーム攻撃を難なく受け流し、逆にメガ粒子砲の全方位一斉攻撃で多くの連邦軍艦艇を血祭りに上げた。その圧倒的破壊力は連邦軍優勢の戦局に影響をあたえるほどかともおもわれたが、スレッガー中尉の命をかけた体当たり攻撃とアムロの近接攻撃の連携によって撃破された。
 

1/400 ビグザム

 

アプサラスIII

ジオン公国軍の試作モビルアーマー

アプサラス I、アプサラス II による実験を経て完成した巨大モビルアーマーでたった一機で戦局を変えることができるほどの強力な破壊力を持っていた。ジオン公国軍の東南アジア基地でギニアス・サハリン技術少将を中心に開発が行われ、地球連邦軍本部があるジャブロー基地の攻略を目標に生産された。

洋菓子エクレアのような細長い形をした本体の中央に大出力のメガ粒子砲を配し空中を飛行することができた。また、か細い3本の脚で地上に立つその姿はガガンボのようにも見える。

本機は東南アジア基地に攻め込んできた連邦軍部隊に反撃するため出撃するが、パイロットのアイナ・サハリンと同乗していたギニアス・サハリンの兄妹喧嘩によりアプサラス III の圧倒的な力を有効に使うことができず、最後はガンダムEz8に懐に入られて一騎打ちになり機体は破壊された。
アプサラス III の強力なメガ粒子砲は山を吹き飛ばすほどの破壊力を持っていたので、その力を有効に使われていたならば侵攻中の連邦軍は全滅に近い状態に追い込まれていた可能性もある。
 

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アプサラスI・アプサラスII

ジオン公国軍の試作モビルアーマー

アプサラス I とアプサラス II はジオン公国軍のアプサラス計画の下で開発されたモビルアーマー。計画ではアプサラスを使って地球連邦軍本部のジャブロー基地に大ダメージを与えることを目指していた。アプサラス計画の中心にいたのはギニアス・サハリン技術少将でアプサラスのテストパイロットはその妹アイナ・サハリンが務めた。

アプサラス I は武装しておらず、純粋に飛行能力をテストするための機体で、アプサラス II はアプサラス I に武器を取り付けた進化バージョンである。アプサラス I、アプサラス II ともに団子のような形をしていて、そのずんぐりとした体にザク II の頭部がぎこちなくくっついている。アプサラス II の体の中央には巨大なメガ粒子砲が搭載されていて火器のテストも行われた。

アプサラス I とアプサラス II は両方ともテスト中にシロー・アマダの第08MS小隊と戦闘に陥っているが、これらの事件は、敵同士でありながらたびたび接近してしまうアイナとシローの運命的なつながりを感じさせる。
 
 

ガンダムウォーネグザ アプサラスⅠ(アンコモン) 《カード》ガンダムウォーネグザ アプサラスⅡ(レア) 《カード》

 

MA-04X ザクレロ

ジオン公国軍の試作型モビルアーマー

テスト前に開発が放棄され本来なら実戦に投入されるはずのなかった機体。
つりあがった目は複眼で、大きく開いた口にはなぜか牙がついており口の中に拡散メガ粒子砲を備えている。両ほほに4連装ミサイルランチャーも搭載している。またカマキリのような大きな鎌状の武器を両腕に持っていてなんか怖い。

前述のとおりザクレロは本来なら実戦に投入されるはずはなかったのだが、トクワンのビグロを撃破されて復讐に燃えるデミトリー曹長は命令を無視しこの機体で出撃した。このデミトリー曹長の命令無視がなければ破壊的外観のザクレロが日の目を見ることはなかったと思われ、ザクレロを公の舞台に引きずりだしてくれたという点においてデミトリー曹長は称賛されるべきなのかもしれない。

開発が放棄された原因はいくつもあるだろうが、ジオン軍関係者の「連邦軍に笑われたくない」という無意識下の感情が開発放棄の一因になった可能性も否定はできない。
 

1/550 MA-04X ザクレロ (機動戦士ガンダム)

 

MA-05 ビグロ

ジオン公国軍の量産型モビルアーマー

全長45メートル以上の巨大な体に熱核ロケットエンジンを2基搭載。その圧倒的な推力からずば抜けたスピードを誇った。機体前方のくちばし状のカバーの中にメガ粒子砲を備えており、メガ粒子砲を撃つときはカバーが左右に開く。同じく機体前方に巨大な腕が2本ありモビルスーツとの近接戦闘にも対応している。顔の先端から直接腕が2本出ているように見える。
機体色は緑、一見すると顔だけで飛んでるようにも見える。後に開発される水中用モビルアーマーグラブロの原型にもなった。

トクワンの乗るビグロは腕でガンダムをとらえその圧倒的スピードでパイロットのアムロ・レイを気絶させる。ビグロはあと一歩でガンダムを撃破するというところまで行ったが最後はビームライフルで打ち抜かれ爆散した。
 

1/550 MA-05 ビグロ (機動戦士ガンダム)

 

MAM-07 グラブロ

ジオン公国軍の試作型水中用モビルアーマー

宇宙での戦いのために作られたモビルアーマー、ビグロを基に開発された。熱核水流ジェットエンジンを6基搭載し海中での推進力は非常に高く航続距離も長大なものであった。魚雷攻撃だけではなく対空ミサイル攻撃も可能であり空中からの攻撃にも対応できる。また前部に二本の腕がついておりモビルスーツとの格闘戦にも対処できた。

マッドアングラー隊のフラナガン・ブーンが搭乗しガンダムと戦うが、右足を破壊しガンダムを窮地に追いやるほど力を持っていた。さすがモビルアーマー。
 

1/550 MAM-07 グラブロ (機動戦士ガンダム)